妊娠中のママを感染から防ぐ!インフルエンザ対策に必要な知識!
インフルエンザは通常11月頃から流行り始めます。
12月~3月頃がピーク。通常4月になると終息に向かいます。
今年は二ヵ月も早く学級閉鎖のニュースを目にします。
そこで、特に小さい子を持つ親として知っておきたいことを、ママのお悩み別で疑問にお答えしていきますので、ママも早めの対策をしてくださいね。
新米ママ・パパを応援!! 詳しく解説していきます。
妊娠中のママへ。インフルエンザを知っておかないと後悔しますよ。
妊娠中・妊娠の可能性がある方の予防接種は?
妊娠中の方が、インフルエンザに感染しますと重症化しやすいといわれてます。
ではなぜ、妊婦さんは重症化しやすいのでしょうか?
妊娠週数が進むにつれて、子宮が増大して横隔膜を圧迫するようになり、肺の容積が少なくなり、呼吸機能が低下します。
免疫機能も徐々に低下するため、妊婦さんがインフルエンザに感染すると、肺炎などの合併症を併発しやすくなるそうです。
どの週数の妊婦さんでもインフルエンザワクチンの接種を進めている医院も多いと聞きます。
インフルエンザワクチンは胎児への影響は?
インフルエンザワクチンは防腐剤としての水銀(チメロサール)が入っているものと、入っていないタイプの二種類があります。
どちらでも問題はないので大丈夫だそうです。
妊娠中にインフルエンザワクチンを接種すると胎児に抗体が移行しますので、生後6ヵ月の赤ちゃんのインフルエンザにかかる可能性が低下することが知られてます。
尚、インフルエンザワクチンの効果ですが、接種後2~3週間ほどで効果が現れ、約3~4ヶ月間免疫能が持続するといわれています。
予防接種の必要性はどうでしょうか?
インフルエンザ予防接種を受けることにより、6~7割の発症を予防できると科学的に証明されております。
5歳未満のお子様は重症化する確率が高いので、予防する為にも受けることをお勧めします。
インフルエンザ予防接種を受けないと判断する一番駄目な理由は「今まで感染したことがないから私は大丈夫」と簡単に決断することです。
逆に免疫がないので大人でも重症化する事もありますので気をつけてくださいね。
予防接種を受ける時期は?
予防接種の効果は接種後約6ヵ月と言われています。
通常ピークを迎えるのが12月~2月ですので、重症度の高いA型、特にH1N1の流行は2009年にも夏から流行しております。
近年インフルエンザの流行が早くなっている事も考慮し10月中には1回目を打つのが理想的ですね(子どもの場合は4週間開けて2度接種が必要です)。
予防接種は幾らかかるの?
マイナビニュースに掲載されていました。
2017年10月27日時点/全国3898施設のインフルエンザワクチン接種金額の調査結果です。
2017~2018年シーズンの成人1回目、健康保険などの公的助成がない場合のインフルエンザワクチン接種金額の平均は3,524円。
前年度調査と比べると、178円増加した。
子供が2回接種するのは何故でしょうか?
ワクチンを毎年接種することで、より抗体がつきやすくなります。
子供は生まれてから年数が少ないので、大人よりも回数を増やして抗体を多く作っていくために2回接種しています。
一回でも効果はゼロとは言いませんが、二回に分けて接種する方が効果が得られるそうですよ。
子供が夏の終わり感染! 今年の冬は大丈夫かなぁ?
大丈夫じゃないですよ。
運が悪ければシーズンに三回も感染するかもしれませんよ。
流行る時期は覚えてくださいね。
夏の終わり頃に流行るインフルエンザはA(H1N1)型、12~2月に流行するのはA香港型、春先はB型とタイプが異なります。
早い時期から学級閉鎖などのニュースをキャッチしましたら、予防接種をしていたら症状も軽くて済みますよ。
「夏の終わり頃に感染したから今年の冬は大丈夫ね」と早合点しないでくださいね。
インフルエンザのタイプが違うので気をつけてくださいね。
卵アレルギーですが予防接種を受けて大丈夫?
インフルエンザウィルス製造は発育鶏卵で培養し、増殖していると聞いたことがあります。
ですから「卵アレルギー」の人がインフルエンザワクチンを接種するとアレルギー反応をおこすのではと心配しているママ達もいると聞きます。
昔はそのように言われてましたが、ワクチンの中には卵は殆ど入ってません。
今は気にしなくて大丈夫ですよ。
生後6ヵ月を過ぎた赤ちゃんで、卵を食べていなくても予防接種を受けられますよ。
感染して重症化になるリスクを考えるより、予防接種を受けたほうが本心ですよね。
タミフル=異常行動と言う副作用はあるの?
薬を飲んだ子供がベランダから転落するなど異常行動が相次ぎ、2007年から10代への使用を原則禁止してきたが、厚生労働省はタミフルによって異常行動が起きると結論づけられないと発表しました。
年内にも添付文書の改訂を製薬会社に指示するそうです。
今まで、タミフルは非常に強い薬というイメージですが、インフルエンザの病原菌にしか効きませんので、抗生物質より安心度は高いのではないでしょうか。
2018年の冬からタミフルが10歳代にも接種が可能になりました。
家族への感染を防ぐにはどう対処すべき?
家族にインフルエンザ感染者が出た場合は、出来るならば隔離することがベストです。
可能であれば寝室を分ける。
治るまでは部屋からは出ないようにする。
インフルエンザは飛沫感染によるものなので、マスクの徹底、手洗い、うがいも確実にしてくださいね。
室内は適度な室温・湿度を保ちましょう
インフルエンザウィルスは低温、低湿を好みます。
乾燥しているとインフルエンザウィルスが長時間空気中を漂います。
加湿器などで室内を適度な湿度(50~60%)に保ちましょう。
外出後の手洗いとうがいを実施しましょう
手洗いは接触による感染を防ぎます。
うがいは口の中を洗浄し、ウィルスをシャットアウトします。
そして喉の乾燥を防いでくれますよ。
マスクを着用しましょう
学級閉鎖などの情報を聞きましたら、外出する際はマスクを着用しましょう。
罹患した人には、咳やくしゃみの飛沫から他人への感染を防ぐ効果もあります。
インフルエンザ発症から登園・出勤は?
お子様やご主人が回復して、学校や園への出席停止期間の目安は発症後5日を経過して解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでとなっています。
症状により医師より感染の恐れがないと判断されれば大丈夫でしょうね。最後はお医者さんに判断してもらいましょうね。
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まとめ
今年のインフルエンザの流行は早まるかもしれませんね。
毎年同時期なら意識しますが、これだけは予測が不可能です。
小さなお子様を持つママも不安でしょうが、一つ一つ経験を重ねてくださいね。
妊娠中・予防接種・アレルギー・接種時期/料金・予防方法などを取り上げてみました。ママの参考になれば幸いです。
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