風疹大流行の兆し!昨年の10倍に!4週連続で100人超と増え続けている

2018年10月11日

2018.10.10.に国立感染症研究所から発表がありました。4週連続で、100人を超す風疹患者の報告がありました。9月30日までの一週間に新たに134人の風疹患者が増えたそうです。

今年の累積患者数は、952人となり、昨年1年間の患者数93人の10倍を超えたそうです。このまま感染が増え続けると大流行になるかもしれません。今回の流行は免疫を十分に持たない30~50代の男性が中心となっているそうです。

今回の感染エリアは、関東方面に偏っております。東京が40人、神奈川21人、埼玉と千葉16人、愛知8人で、依然として首都圏での感染が目立っております。

妊婦さん感染エリアにお住いの妊婦(妊娠初期)さんにとっては脅威となりますので是非ともこの機会に情報をインプットしてくださいね。風疹は妊娠初期に感染すると、赤ちゃんに障害が出る可能性があります。

厚生労働省は、10月2日に風疹が流行している東京、千葉など5都県に対して、抗体検査を推進するように通知しております。風疹の免疫があるかどうかも分からない妊婦や同居の家族に対して良い機会でしょうね。是非とも抗体検査を実施してくださいね。

何故、風疹患者が急増したのでしょうか?

現在では、風疹ワクチンの接種【幼児から今年28歳になる人までは、風疹のワクチンを2回接種している可能性が高い】をするようになりましたが、それより上の世代は、ワクチン接種をしていない可能性があります。

抗体が十分でない人の確率が高いと思われます。今回の関東方面を中心に報告が上がっていますが、たまたま免疫のない人達(30~50代の男性が中心)にウィルスが入ってしまったのではと考えられます。

世代別ワクチン接種状況

■1962年4月2日(現在56歳)~79年4月1日(同39歳)生まれ:
中学生の時に女性のみを対象として、学校で集団接種が行われていたため、自然に風疹に感染する機会が減少しましたが、男性は定期接種制度が行われていないので、風疹の免疫がない人が多い世代。
■1979年4月2日(同39歳)~87年10月1日(同30歳)生まれ:
男女とも中学生の時に予防接種を受ける対象になっていましたが、中学生のときに個別に医療機関で予防接種を1回受ける制度であったため、接種率が低く、風疹の免疫がない人が多い世代。
■1987年10月2日(同30歳)~90年4月1日(同28歳)生まれ:
男女とも幼児のときに予防接種を受ける対象となり接種率は比較的高く、自然に風しんに感染する機会がさらに減少しましたが、個別接種1回の時期だったため、風疹の免疫が十分ではない人が多い世代。

出典:NIKKEI STYLE

赤ちゃんを先天性風疹症候群から守ろう!

妊娠する可能性・または計画中のママさんは、近い将来に生まれてくる赤ちゃんを守る為には、ちゃんと予防する意識を持ってくださいね。本当なら社会全体で風疹が広がらないように予防する事が重要なのですが。国単位で予防システムが出来ればいいですね。

先天性風疹症候群の過去のデータ

妊娠20週頃までの女性が風疹ウィルスに感染すると、赤ちゃんの心臓や目、耳に障害が出る「先天性風疹症候群」で生まれてくる可能性があります。

妊娠一か月では⇒50%以上

妊娠二か月では⇒35%

妊娠三か月では⇒18%

妊娠四か月では⇒8%

妊娠初期に感染するほど高いデータがあります。妊娠していることに本人や周りの人が気付かずに、予防意識の低い時期に感染してしまう事もありますので「風疹」「先天性風疹症候群」の最低限の知識は学んでいてくださいね。

先天性風疹症候群に罹った赤ちゃん

先天性風しん症候群を持った赤ちゃんがすべての障がいを持つとは限らず、これらの障がいのうちの1つか2つのみを持つ場合もあり、気付かれるまでに時間がかかることもあります。 妊娠2ヵ月頃までは目、心臓、耳のすべてに症状を持つことが多いですが、それを過ぎると難聴と網膜症のみを持つことが多くなります。妊娠20週以降では「異常なし」が多いと報告されています。

出展:厚生労働省

【ご注意】妊娠したらワクチン接種はできません

妊娠する可能性・または計画中のママさんは、近い将来に生まれてくる赤ちゃんを守る為には、ちゃんと予防する意識を持ってくださいね。風疹ワクチンを受けているか不明な方、風疹に確実に感染したか不明な方は、ご自身の抗体価を検査してください。

お近くの地域の保健所で相談してください。採決だけの検査で調べられますので、多くの自治体では、妊娠を希望する女性を対象に、抗体検査を無料で実施していますよ。どうかなと思う方は、是非とも検査をお奨めします。

風疹大流行の兆し! まとめ

関東方面を中心に、感染者が毎週報告されています。現在、累積患者数は「952人」昨年の10倍の人が感染しております。将来、生まれてくる赤ちゃんを障害から守る為に、予防意識を高めてくださいね。また、不安な方は「保健所」に相談してください。最終的には「風疹・撲滅」としたいですね。