妊娠していると予防接種は受けれません!風疹の基礎知識より

2018年10月16日

妊婦さん自身と周囲(夫・同居の家族)の方に注意して頂きたいこと!

首都圏を中心に風疹が大流行しております。このままでは、妊婦さんにも感染が広がり、赤ちゃんに障害が出る可能性が高まります。妊娠と診断されましたら、直ちにその場で「風疹抗体検査」を受けられることをお薦めします。

マスクをしている女性風疹抗体があることが判明するまでは、周囲(夫・同居の家族)の協力を得て自己防衛に心がけてください。抗体の無い場合は、あまり出歩かないように家族全員で防御策を実行してください。妊娠している可能性がある女性、妊娠中の女性は、【麻疹風疹=MR】ワクチンの接種を受けることはできません。

風疹について改めて学ぶ基礎知識

風疹が大流行の兆しが見えてます。首都圏を中心に30代から40代の男性を中心に感染者が増えているそうです。免疫のない妊婦さんにとっては、妊娠中に感染すると「赤ちゃんへの障害」などの不安が拭えません。妊婦さん・夫・周囲の方達に知って頂きたい基礎知識をまとめました。

年代や自治体などでも情報が統一されていないように感じます。抗体検査の結果、予防・予防接種、そして「風疹」に対する知識をまとめましたので、この機会に熟読して学んでくださいね。

風疹が再び流行し始めています

2018.7月下旬から、風疹感染の患者が急速に増え始めています。過去五年間では最多です。感染エリアは、首都圏中心ですが、地方にも広がりつつあります。男性では、30代から50代。女性では、20代の感染が目立っています。

どのような症状が出るのか

風疹に感染しますと、始めに熱(成人患者の3割に39℃以上の発熱の報告もあります)が出ます、その翌日位に小さくて赤い発疹が顔から出てきます。そして全身に広がっていきます。また、耳の後ろ・後頭部のリンパ節が腫れ、痛みを伴います。目が充血したり関節痛を訴える人も多いということです。

上記のように風疹の症状ですが、風疹と断定する前に「抗体検査」を受けることをお薦めします。子供より、成人の方が症状が長引くことがあります。一度感染して、治癒すると二度と風疹に感染することはありません。

一方では、15%~30%の人は感染しても上記のような症状が出ないと言われております。知らないうちに感染して、周りの人達、近くにいる妊婦さんにうつしてしまう場合もありますので症状がなくても流行の兆しがあれば抗体検査をお薦めします。

風疹患者の8割は男性です

平成24年~平成25年の大流行でも、風疹患者の8割近くが男性でした。その多くが20代から40代で、現代の30代から50代でした。殆どの方の認識ですが、風疹は子供が感染する病気だと勘違いしている人もいるみたいです。

まれに重症化するケースもあります

大人の風疹患者の多くは、一週間程度で症状が治まると言われています。国立感染症研究所によりますと、前回の大流行で、風疹による「脳炎」と診断された患者は、18人もいるそうです。高熱が数日間続いたり、血小板が減少したりして入院する事例も報告されております。

風疹の感染力は?

風疹は「飛沫感染(咳やくしゃみ、会話で飛び散る飛沫を介して感染します)」でうつります。感染ウィルスは、初期の発疹が出る前後の一週間程度、風疹ウィルスを出しています。

風疹の免疫がない集団の中に、風疹患者が一人いた場合、何人の人に感染するかの試みでは、インフルエンザは1〜3人であるのに対し、風疹は5人〜7人と言われています。

赤ちゃんを先天性風疹症候群から守ろう!

妊娠する可能性・または計画中のママさんは、近い将来に生まれてくる赤ちゃんを守る為には、ちゃんと予防する意識を持ってくださいね。本当なら社会全体で風疹が広がらないように予防する事が重要なのですが。国単位で予防システムが出来ればいいですね。

先天性風疹症候群の過去のデータ

妊娠20週頃までの女性が風疹ウィルスに感染すると、赤ちゃんの心臓や目、耳に障害が出る「先天性風疹症候群」で生まれてくる可能性があります。

妊娠一か月では⇒50%以上

妊娠二か月では⇒35%

妊娠三か月では⇒18%

妊娠四か月では⇒8%

妊娠初期に感染するほど高いデータがあります。妊娠していることに本人や周りの人が気付かずに、予防意識の低い時期に感染してしまう事もありますので「風疹」「先天性風疹症候群」の最低限の知識は学んでいてくださいね。

先天性風疹症候群に罹った赤ちゃん

先天性風しん症候群を持った赤ちゃんがすべての障がいを持つとは限らず、これらの障がいのうちの1つか2つのみを持つ場合もあり、気付かれるまでに時間がかかることもあります。 妊娠2ヵ月頃までは目、心臓、耳のすべてに症状を持つことが多いですが、それを過ぎると難聴と網膜症のみを持つことが多くなります。妊娠20週以降では「異常なし」が多いと報告されています。

出展:厚生労働省