節分が近づくと気になる「お多福」の紹介!鬼との関係も紹介!

2018年11月23日

 節分といえば、「鬼は外~! 福は内~!」という掛け声が有名ですよね。

櫛田神社の巨大お多福の面

出展:福岡おすすめの観光名所やグルメを紹介するブログ

櫛田神社の巨大お多福の面櫛田神社の熊手櫛田神社の巨大お多福の面

出展:福岡おすすめの観光名所やグルメを紹介するブログ

「福は内」という文句を聞いて、櫛田神社の大きなお多福面を思い浮かべた方もいるかもしれません。

節分の時期の福岡県の神社では、大きなお多福面が門の前に構えています。大きなお多福面の口の中をくぐると、商売繁盛や家内安全のご利益があるとされています。

福豆を買うと、鬼の面と一緒に、お多福の面がついてくることもありますよね。

鬼の対のような扱いをされているけれど、なぜお多福なんでしょう?

そもそも、お多福って何? 誰がモデルなの?

今回は、お多福の意味や由来、鬼との関係を調べてみました。

節分が近づくと気になる「お多福」の紹介。

お多福とはおたふく、おかめ、お福、乙御前(おとごぜ)、乙(おと)などと呼ばれる日本の面です。

丸顔で花が低く、頭が小さく、垂髪で、頬が丸く豊かに張り出した女性の仮面のことを指します。

お多福の面は、狂言や里神楽でよく使われます。

「おたふく」という名前は、「福が多い」から来たという説と、頬が丸くふくらんだ様子から、魚のフグを元にしたという説があります。

アマノウズメとは

お多福の元になったのは、アマノウズメという日本の神様。

アマノウズメの有名なエピソードを、ここで一つご紹介します。

天鈿女命アメノウズメの像ある時、日本の太陽神アマテラスが、天岩戸に隠れてしまったことがありました。

太陽が隠れてしまったので、世界は闇に覆われてしまいました。このままでは、日本は滅んでしまいます。

そこで、アマノウズメは神々の前で情熱的な舞を披露しました。自分がいないのに、神々の笑っているのを不思議に思ったアマテラスも、ついに天岩戸から顔を出します。

その時、力持ちの神様がアマテラスの手を引っ張って、天岩戸から引っ張りだしました。これで、また世界に光が戻った、というわけです。

このエピソードからアマノウズメは、日本最古の踊り子、芸能の女神として親しまれています。

昔から、豊かな体格の女性は魔除けになると信じられてきました。

お多福さんは、今でこそ「醜女」「不細工」という扱いが定着してしまっていますが、昔の価値観では「美人」だったのではないかという説もあります。

美人の定義は、時代によって移り変わるものですからね。

節分のお多福さんの由来

節分の福豆などについてくるお多福さんの面。

あの面は、「鬼は~外! 福は~内!」の掛け声の「福」の意味が込められています。

節分の豆まきは、鬼を追い払うことはもちろんですが、福を呼び込むことも目的の一つです。

「鬼は~外! 福は~内!」という掛け声には、「悪い鬼を追い払ったので、どうぞお入りください」と福の神に呼びかける意味があります。

日本の福の神といえば、七福神でしょうか。

七福神の画像「福が多い」という名前が元になったお多福さんも、福の神として扱われることが多いようです。

お多福さんの元になったアマノウズメは芸能の神様として信仰されていますし、七福神の一人、芸能の神様である弁財天と同一視されていた時代もあります。

あなたが芸術の分野の趣味や仕事を持っているなら、芸が秀でるように願いを込めて豆まきするのもいいかもしれません。

お多福さんと鬼との関連性は?

これは、お多福さんが鬼を改心させる内容の、江戸時代から続く狂言が元となっています。

鬼たちは打ち出の小づちを持って暴れまわるので、人は豆をまいて追い払います。

一度は退散した鬼たちですが、またもや帰ってきて暴れ出しました。

人々は必死に豆をまきますが、豆も効かなくなってしまいした。

絶体絶命と思われたその時、お多福さんが現れます。

鬼に豆をまく子供達のイラストお多福さんは戦うのではなく、愛嬌を振るまい、優しく諭し、鬼たちを改心させました。

鬼軍のリーダー赤鬼は、自ら小槌をお多福さんに渡して大人しく帰っていくのでした。

こちらの狂言は、今でも千本釈迦堂の「古式・鬼追いの儀」で見ることができます。

節分・お多福と鬼の面の画像千本釈迦堂ではこの狂言の後には豆まきを行いますが、もう鬼はすでに改心しているので、「鬼は外~」とは言いません。「福は内~」とだけ言います。

力任せに戦うだけではなく、時には穏やかに話し合うことも大切だということでしょうか。

関連記事:

「成田山の節分会」を紹介!日程と混雑状況。芸能人を間近で見よう!

節分と豆まきの由来などを子や孫たちにも伝えておきたい!

節分の恵方巻き・2020年はどの方角?由来や食べ方を学ぶ

節分に飾る柊鰯(ひいらぎいわし)由来は?どこの風習?作って飾ろう

 

まとめ

節分において、お多福のお面の使い方には決まりがありません。

鬼役の人が鬼の面をかぶり、豆を投げるひとがお多福の面をかぶる、という人。

玄関や部屋などに飾って、楽しむという人もいます。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭なら、狂言を元に「鬼をお多福さんが改心させる」という、ちょっとした劇をやってみるのも楽しいのではないでしょうか。

きっと盛り上がることと思います。

しっかり福を呼び込んで、いい一年にしたいですね。