南海トラフ巨大地震の前兆として起こっている事象は?

2018年4月20日

首都圏直下地震とともに、いつ起こるかも分からないと言われている南海トラフ巨大地震。

自然現象に人間は無力なことは、3.11東日本大震災で嫌というほどわかっていますが、身構えておくだけでもだいぶ違ってくるものです。

そこで、ここでは南海トラフ巨大地震についてまとめてみました。

そもそも南海トラフってどこあたり?

想定震度分布

引用元:http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/assumption.html

そもそも南海トラフとはどのあたりを差すのでしょうか?ズバリ、南海トラフとは、「四国の南の海底にある水深4,000m級の深い溝」のことです。

良かった!自分は四国に住んでいないから関係ないや!ではありません。上記のマップのように四国沿岸部だけでなく、静岡県から宮崎県くらいまで震度7程度の巨大地震が起こる可能性があるのです。

また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の来襲が想定されているのです。そう考えると、ほとんどの日本国民が無関係ではないことがよく分かりますね。

スロー・クエイクとは?

模型の家と地震の波形、地割れのイラスト

NHKスペシャル「MEGAQUAKEⅢ」にて登場したことで、一気にそのワードが広がった「スロー・クエイク」。スロー・クエイクとはいったい何なのでしょうか?

スロー・クエイクとは、東京大学の東京大学地震研究所 小原一成教授が発見した謎の振動。通常の振動とは大きく異なる小刻みに揺れる振動で、人間の体感では分からないような微振動が、数日から数週間に渡って続くものを差します。

このスロー・クエイクは、プレートにたまった歪みを少しずつ解放させている現象と考えられ、地域によって発生の周期、日数にパターンがあることが分かってきているのです。つまり、このスロー・クエイクの流れが分かれば、大地震の予知できるのではないかと期待されています。

動物などの異常現象が起きている!?

少し不気味なカラスの群れ

昔から大地震の予兆に動物の異常現象が見られるなんて言われていますよね。実際、先日震度6弱の大地震が起きた鳥取県でも、日ごろは見かけない松江市沖でイルカ10頭の群れが出現したり、クロダイやハゼなど2万匹の魚が大量死したりしているのです。

まだ地震との直接的関係は不明ですが、前述したスロー・クエイクによって動物たちが何かを検知している可能性は否定できず、研究の進展が期待されています。

他にも

・犬がよく吠えるようになる

・ねずみがいなくなる

・魚がよく飛び跳ねる

・カラスやスズメなどの鳥が見あたららなくなる(カラスが急に多く泣き出す)

などが挙げらラれており、人間には持ち合わせていない察知能力があるのかもしれません。

南海トラフ巨大地震での被害予想

地震で崩れ去った家

それでは、現在予測されている南海トラフ巨大地震の被害予想はどれくらいなのでしょうか?朝日新聞の調査によると、死者数は津波被害が甚大になる静岡県で約100,000人強を筆頭に全体で400,000万人以上、建物の倒壊は300万戸を超えると予想されています。

巨大地震に伴い電気、ガスなどのライフラインも致命的な被害を受けることは明らかであり、東日本大震災並みの経済損失は免れないでしょう。

これらの被害を少しでも防ぐという意味でも基本的なことですが、日ごろから避難訓練を行う、万一に備えて備蓄食料などを蓄えるなどの準備は怠らないようにしましょう。日本国民全員が他人事ではありません。