意味がわからん!!何となくわかるけど。フレンドリーな関西弁9選を紹介!
私は今は京都に住んでいますが出身は北陸で、
京都に住んでまだ日も浅いころは
初めて聞く関西弁に時折「???」と
軽く外国に来たような気持ちになることもありました(大げさな)。
意味不明ですけど何となく理解できてしまう不思議な関西弁。
そんな関西弁の中で、私が日常で耳にして「???」だったものをご紹介。
「ほな、いってみよかー」取りあえず9つ教えたるわ~!
“さら"
「お皿」ではなく、「まだ使ったことがないこと」を指します。
「まっさら」の「さら」から来ていると聞くと、なるほど分からなくもないですね。
「さらの服」「さらの車」などのように使います。
「このさら、さらやで~(この皿、新品だよ)」なんて言われると、関西弁の「さら」を知らない人はきょとんとしてしまいますよね。
“めばちこ/めいぼ"
大阪のほうでは「めばちこ」、京都や滋賀は「めいぼ」が多いようです。
関東でいう「ものもらい」のことで、「麦粒腫」のことですね。
「めいぼ」は目にできる疣(いぼ)で目疣(めいぼ)。
「めばちこ」は「目をパチパチさせる」というところからきている説など、諸説あり。
私の地元では「ものもらい」が一般的だったため、関西に出てきたときにこの表現は新鮮でした。
「めいぼ」は言われてみれば何となくわかるのですが、「めばちこ」は強烈な印象ですね。
“さぶいぼ"
「寒いとでるイボ=さぶいぼ」ということで「鳥肌」を指します。
さぶいぼは、私が京都に来たての時に京都出身の子が寒くなるとよく「さぶいぼ出るよな~(=鳥肌がたつよね~)」と言っていました。
「朱に交われば…」というように、数年関西で過ごすといつの間にか自分もすっかり「鳥肌」より「さぶいぼ」と言うことが増えました。
“いちびる"
「あいつ、いちびってんなー」というように使われます。
最初は私もその意味が分からず、
「大人になってもちびってる(漏らしてる)人のことなのか?」と思ったぐらい。
関西では「いちびり」で「お調子者」を指し、「いちびる」は「調子に乗っている」を意味します。
昔勤めていた会社で上司がよく「あいつ、いちびってんなー」と口にしていたのですが、
「私からするとあなたがいちばんいちびってると思いますよ」と、内心毒づいていました。
“たいたん"
京都をはじめとする関西で料理名に使われ、おばんざい(京都のお総菜屋)のお店でよく見かけますね。
「炊いたもの」が「炊いたん」に変化したもので「煮物」のことです。
「大根と鶏肉のたいたん」「鯛とフキのたいたん」のように使います。
「~たん」って人の名前みたいで、響きがかわいいですよね。
“モータープール"
近所に「吉田(仮名)モータープール」という看板が立っていて、
しばらくは「こんなところにプールあるの…?」
と不思議に思っていたのですが、
「モーター=自動車」の「プール=たまる」ということで、
「自動車がたまるところ=駐車場」の意味なんですね。
私からすると「駐車場って書けば分かりやすくない…?」
と思っちゃうんですが(苦笑)。
私は京都で見かけたのですが、大阪で使われることが多いようです。
ちなみに、英語では「軍隊や官庁の集中配車場」という意味になり、
駐車場としての「モータープール」は和製英語になります。
“おおきにぃ~"
一般的には「ありがとう」という意味なのですが、
「ほな、おおきに」のように他の言葉と組み合わせると
「それではさようなら」になることも。
また、イントネーションによっては
「おはよう」「こんにちは」「さようなら」のすべてが
「おおきに」で済んでしまうという便利すぎる言葉。
関西人の人柄がここに表れている気がします。
“つれ"
漢字では「連れ(つれ)」と書き、「友だち」のことを指します。
主に男性がよく使います。
関西弁が耳慣れないと、
「ツレ」=「妻、彼女」だと思っちゃいますよね
(「ツレがうつになりまして。」なんて本もありますし)。
私も大阪出身の知人(独身男性)に
「ツレがな、5人子どもおんねんけど…」
という風に話を振られたことがあって、
私は「ツレ=彼女」かと思ってしまい、
5人も子どもがいる人が彼女だなんて、
複雑な事情でも抱えているのかも、と変に驚いたことがありました。
“あめちゃん"
大坂のおばちゃんがよく使っているイメージ。
「飴ちゃんあげよかー」で「飴、あげようか」の意味。
我が家では子どもたちが「あめちゃん、ほしー」とよく言います。
関西人は飴以外にも
「おまめさん」
「おあげさん(=油揚げ)」
「お芋さん」
「おかいさん(=お粥)」など
「あめちゃん」の「ちゃん」付けだけでなく、
食べ物に「さん」を付けて呼ぶことが多々。
その他、「おひさん」
「おつきさん」
のように自然に関するものや
「おはようさん」
「おつかれさん」といった挨拶、
「天神さん」
「お稲荷(いなり)さん」
のように神仏に関するものにも「さん」を付ける習慣があります。
何に対してもフレンドリーという印象ですね。
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まとめ
最近はネットも発達して、SNSで全国の人と交流する機会も増えたので、関西弁も割と全国的に知られるようにはなってきましたが、調べてみると私もまだまだ知らない関西弁がたくさんありました。
今回は私が身近に聞いたことのある関西弁ということで、大阪・京都・滋賀寄りの関西弁を紹介しましたが、関西にはこの他にも兵庫・奈良・和歌山・三重も含まれるので、こちらの方言もまた調べてみると面白い言葉に出会えそうですね。
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